ヒマクノトリコ。

私はとある事情があって傭兵を生業にしている。
一昔前であれば学校に通っているような年頃だけれども
あの空に浮かぶ白い環から緑色の雨が降った日から、
『まじめだけが取り柄だった普通の少女』では無くなってしまった。
何度も危ない橋を渡って、命のやり取りもして。
気がついたら一年の月日が流れていた。
ブラスト・ランナーと呼ばれる機械に明日を預け
戦場を駆ける毎日を送っている。

けれどもそんな私にも戦う以外の事柄が付きまとう時間もある。
これはその事柄の一つ。

「みんなご苦労様!今日も一日ありがと!」

数多くのブラスト・ランナーが整列している格納庫の中に
私の声が隅々にまで響いていく。
目の前に立っているのは金髪碧眼で気品を漂わせているお嬢様と
着用している眼鏡が知性を持っている事を示している幼馴染の(自称)インテリ嬢、
そしてまだパイロットスーツに着られているようにしか見えない少年君の三人。
私は彼女達を動かす立場である指揮官なのだ。
今は任務が終わってベースに帰還した後の雑務整理中。
まだ世間では子供扱いされてもおかしくない私が
何故一丁前にこんな事をやっているのにはちょっとした理由がある。

私が傭兵となって一年が経過した頃、仕事を斡旋している依頼主から
傭兵達をまとめる指揮官をやってみないかという話が舞い込んできた。
最初は面倒な事件に巻き込まれるのが嫌だったし、
人の上に立つだけの器量は無いと自覚していたので
他の人が指揮官になるまで断り続けるつもりだったのだけど
今は人員不足で正規軍で指揮官をやっていた人間を回せないと言われた上に
提示された給料がかなりの額だったのもあって最終的に依頼主の話を飲んだ。
最初はとにかく周囲に振り回され続けていたものの、
傭兵同士の間柄なので正規軍の兵士よりは規則がゆるやかだったのと
ボーダーという人種が比較的少年少女が入り混じっていて
集団の平均年齢がかなり若かったのが幸いしたのか時間の経過と共に
指揮官としての仕事はそれなりに上手くこなせるようになっていった。

「明後日の朝まではお休みだから、疲れは取っておくようにね」

私が話している途中で少年君がこちらをチラチラ見ていたのが
気になったけど、こちらも早く仕事を終わらせたい事情があったので
そのまま喋り続ける。

「じゃあ今日はここで解散、お疲れ様でした!」

私の解散という言葉を聞いた三人はお互いに喋りながら
格納庫の出口へと向かう。
時間の経過と共に次第に三人の笑い声や足音が遠くなっていき
やがて彼女達の気配は完全に周囲から消えていた。
広大な格納庫の中に音響として伝わる波紋は何一つ無く、
私は一人取り残されてしまったのを実感させられる。

「…みんないなくなったかな?」

注意深く周囲を見回して人の気配がしないのを確認する。
この時間にベースへ帰還した部隊は私達の部隊だけなので
特に異変が無ければ誰も格納庫には来ない。
安心した私は早速さっきまで乗っていた自分の機体に向かう。
これからやろうとする事に心躍らせているのか私の歩みも自然に早くなった。
機体の手前に到着するとそばに備えられていたリフトで
コックピットのハッチにまで上る。
機体の確認名目で動力源は入ったままになっていたので
私がボタンを押すとハッチは勝手に開いた。
金属製の隔壁が完全に持ち上がるのを待てなくて
私は自分の身体を狭いコックピットの中へ放り込んだ。

「あ…っ、う…ぅん…」

ハッチを手早く閉じると私は緑色の照明がボンヤリと点いている
コックピットに閉じ込められてしまう。
隔壁がコックピット内を気密を保つ空間にするのと同時に
私の口から甘い声が漏れてしまう。

「は…ぁ…半日我慢するのも…キツい…よぉ…」

人間に対して毒性を持つニュードすら侵入させないコックピット。
当然私の声が外に聞こえるはずも無い。
それをいい事に私は好き勝手に艶っぽい声を上げる。
部隊の仲間を適当な理由を付けてまで人払いしたのは、
私がここで…
オナニーするためだった。

「んっ…スーツこすれて…あっ…ぁ…」

私はシートに身体を横たえると深呼吸を一つ、してみる。
動力源の稼動する様子が耳に飛び込んでくる以外は
雑音が一切遮られた世界。
心臓の鼓動の高鳴りが一層私の淫欲を掻き立てて、
直前に整えたはずの呼吸が次第に速くなっていった。
完全に一人になった私を止める存在もいないので
思うがままに身体を左右に揺らしねじってみた。
着用しているパイロットスーツの皮膜が私の皮膚の表面を撫で
くすぐったさを全身に染みわたらせていく。
普段では意識しない背骨の通った背中の中心や両腋、
手足の指先から付け根までもがパイロットスーツによって掌握されていて
私はその微妙な感覚に囚われる。

「もっとぉ…気持ちよく…」

普通の人なら性欲を慰めるだけであればまずパイロットスーツは
脱ぎそうなものなのだけれども、私は脱がずにそのままシてしまう。
傍から見れば変な好みを何故持ってしまったのかというと…、
それは私にこのパイロットスーツが支給された日にまで遡る。



指揮官に任命されて数日経過した頃、依頼主の代理人である
システムオペレータから装備品としてパイロットスーツが渡された。
私は特にスーツを受け取らない理由も無いのでありがたく貰い受けて
早速渡された当日にそれを着用して任務に赴いたのだった。
指揮官用に調整されたパイロットスーツというだけあって
今まで着用していたものよりも遥かに軽量で着心地も良かった。
それだけならただの便利な道具で済んでいたのだけども…。

早速支給された当日から新しいスーツを着て任務に就く事にした。
幸いにもその日は戦闘らしい戦闘も無く任務も平穏無事に終わって
いざ帰還しようとした時に認識を一変させる事件が起きた。
私が目測を誤って機体を地面に転ばせてしまった際に
着用していたスーツが身体をキュッと締め付けてきたのだ。
その締め付けは呼吸が出来なくなるほどきつい訳でもなく
かといって全くスーツの存在を感じ取れない程の刺激でもなく。
まるで私の快感を得るポイントを探り当ててきたかのような行動だった。
スーツの動きに不意を突かれた私は思わず色の混じった声を上げてしまい、
仲間の三人にからかわれてしまった。

このスーツを胡散臭く思った私は直接手渡ししてきた
システムオペレータを問いただしてみたものの、
彼女が説明するにはスーツの機能が正しく作動しただけだという。
通常は着用者の行動を妨げないようにスーツの生地は薄く延ばされているが
機体が強い衝撃に巻き込まれて吹き飛ばされた際には
瞬間的に身体がぶつかった場所を保護するために膨張するので
身体を締め付けているように感じるのではないかと説明された。
また複雑な機動で血流が身体の一箇所に溜まらない様にするためにも
スーツは締め付けるように作動するとも。
システムオペレータはそれらに付け加えて、
スーツの機能は使用者側で設定が可能なのでもし気になるようだったら
貴女自身で調整してくださいね、といつもの笑顔で語った。

調整が可能だと聞いて私は自室でそれをやろうとした。
けれどもこの行動が運命の分かれ道。
下着の上からスーツを着て付属していた説明書の通りに
右手首の目立たない位置にあった調整用のボタンを押したところ…

「あん…ぅ?!」

私の胸の先と股間をスーツがあの時と同じように締め付けてきた。
反射的に私は喘ぎ声を漏らし背中を弓なりに反らしてしまう。
だけど今度は周囲に仲間がいなかったせいか恥ずかしさよりも
気持ちの良い場所を的確になぞられてしまった事に意識が向いて…。

(これ…なんだか…)

「………」

私はすぐに自室のドアの鍵をかけて備え付けのベッドに倒れこむと
調整用のボタンを何度も押し始めた。



ボタンがオンになると身体が締め付けられ
私の胸の先は強制的に鋭くさせられてしまい、
一方で股間には恥ずかしい場所の存在を示す一本の筋が形作られる。
逆にボタンをオフにするとスーツによる拘束は完全に解かれて
胸やお尻が重力に引かれて揺れる。
新体操の選手が着ているようなレオタードにも似たデザインの
パイロットスーツは布地が股間とお尻に食い込むようになっていて
ボタンのオンオフが積み重ねられるごとに私の下半身は前後に揺さぶられてしまう。

「んっ…んっ…あ…んぅ…あっ…」

オン…。
オフ…。
オン…。
オフ…。

ボタンがカチカチと手元で鳴っている間隔は次第に狭まっていき
私はいつしかスーツの締め付けに合わせて腰を振っていた。
スーツが狙いすまして胸の頂点と股間を締め付けると
下着越しにも関わらず完全に勃ってしまった胸の突起は
その存在の全てを樹脂ともゴムともつかない皮膜に委ねてしまい、
天井に向かって限界一杯にまで引き伸ばされてしまう。
股間の食い込みも時間の経過と共に激しくなっていき、
恥ずかしい割れ目の存在が晒されるどころか…
…皮を被ったクリトリスも表面に浮き上がってしまっている。
スーツは私が弱点を晒した後もボタンが押されれば容赦なく
浮かび上がった三つの突起を包み込んでキュッキュとつまみ続ける。
下半身の恥ず……おまんこやお尻の穴も前後に擦られてしまう。

「んっ…くぅんん!!…きもちいいっ!!」

前に後ろに。
上に下に。
ボタンを押しているだけなのに一方的に嬲られ続けて。
けれどもそれが…快感になる。
気がついた頃にはスーツの中は汗でびっしょりと湿っていた。
履いていたショーツは汗とおまんこから流れ出した愛液を
吸い込みきれなくなったらしくグチュグチュと液体を滴らせながら
別の生き物のようにスーツの脈動に合わせて蠢く。
私の喘ぎ声も自室だったのもあって徐々に大きくなっていた。

「ス、スーツで…スーツでイ…イっちゃう!!イくぅ♪」

ボタンが壊れそうな勢いでオンオフを繰り返していた指は、
私の身体の奥でたぎっていた熱い流れが収束して
お腹の底の疼きが限界に達するのを察したらしく…。
勝手に締め付ける力を最大値にまで上昇させた。
両胸の…乳首とクリトリスは締め付けというより
全方位から押し潰されるのに近い圧力を加えられ、
ちょっと痛くてそれでいて気持ちいい感覚を頭に送ってきた。
おまんことお尻の穴もスーツの布地が前に向かってキツく引っ張り上げられると
その身をヒクつかせながら無限の快楽を生み出していく。

許容範囲以上の快感を注がれた私は耐えられずに、
誰にでもなく絶頂する事を宣言すると…
(ひょっとすると『パイロットスーツ』に対して言ってしまったのかも…)
目一杯身体を反らしながら愛液を垂れ流して絶頂を迎えてしまった。

性感帯になりそうな場所をあらかた責められたのもあって
私ははしたなく両足を広げたままベッドの上で呼吸を整えながら、
しばらく絶頂の余韻を味わっていた。

数十分以上呆然としていた私は次第に冷静さを取り戻すにつれて、
普通に指で慰めるのではなくパイロットスーツの機能で慰めた挙句
絶頂した現実を突きつけられた事を実感する。
体液で濡れているのはベッドのシーツではなくてスーツの中。
指を動かしていたのはおまんこではなくてスーツを調整するためのボタン。
冷静になればなるほど同時に恥ずかしさもこみ上げてきた。けれども…。

この気持ちよさからは逃れられそうにないという気持ちも生まれていた。
…そうして私はこのスーツの虜になってしまったのだった。

それから数週間、私は仕事の合間を縫って何度も何度もスーツを着て
延々と溢れ続ける性欲を慰め続けていた。
偵察や警戒の任務が終われば一人コックピットに篭って。
たまに与えられる休日には半日以上自室に篭って。
元々はそんなにシない人間だった私がすっかり性欲に振り回される
生活を送る羽目に陥ったのもこのスーツのせいなのだ。



そんな事を思い返しながらコックピットの中のシートで悶えていた私は
いつも通り右手首の調整用ボタンに指を伸ばし機能を使い始める。

「んっ…ぅ…あああああ♪」

ボタンを一回押すだけでスーツは薄い皮膜に収縮と拡張の運動を与える。
初めてこれでオナニーした時とは違ってボタンが壊れそうになるまで
オンオフを繰り返さなくてもいい。
もうスーツが私の好みに合わせて勝手に動いてくれるからだ。
先日興味からネット上でこのスーツに関する情報を検索してみたところ
私と同じように本来の用途とは違う使い方をしている不心得者(?)が、
スーツ側で勝手に連続して締め付けてくれるようにするプログラムを
とあるサイトに置いていたのでそれを活用させてもらっている。
そのプログラムによってスーツは私の身体を初めて舐め回した時と同じように
両胸をジワジワと絞り上げながら股間をゆっくりと撫でる。
プログラムのせいなのか私の身体が愛撫を待ち焦がれていたからなのか
焦らしにも近い感覚を私は覚えてしまう。

「はぅ…あっ、お、おっぱいから…されちゃう…!!」

私以上に私の身体の弱い箇所を知っているのか、
手始めにスーツは両胸を中心に締め付けを加えてきた。
まだ硬さの残る胸にスーツのレオタード並みに薄い皮膜がまとわりつき
それを解きほぐそうと螺旋を描くような動きを胸の肉に与えてきた。
任務明けで我慢のし通しだった私の身体が皮膜の行動に耐えられるはずもなく、
上に向かって数回絞られるだけで胸の奥から熱いモノがこみ上げてきて
一分もしない内に私の胸はスーツの拘束から解放されるごとに
たゆんと揺れてしまうまでに融かされてしまったのだった。

「う…っ…ぅんんん!!…さ、先っぽダメえぇ…」

スーツは私の胸を揺らしながら弄んでいたけれど
それに飽きると今度は先端でヒクついている乳首を触り始める。
まるで小さな掃除機に吸い込まれるかのように硬くなりかけた乳首は
上に向かって吊られてしまう。
わずかに膨らんだ乳輪もしっかりスーツの皮膜に捕らえられていて
乳首は根元であるそこからつままれてシゴかれている。
スーツの責めは時間の経過に比例して強さを増していく。
乳首の頂点も責められる対象にされてしまい、うっすらと浮かび上がった
小さな割れ目が微細な振動を与えられているのが私の眼からでも分かる。
その振動は快感とも痺れともつかない感覚を私の脳髄に送ってきて
時折身体が反射的に痙攣を起こしてしまう。
先端から付け根まで敏感になってしまった場所を刺激され続けると
そこが性感帯として独立してしまうのも時間の問題だった。
乳首が熱を持って皮膜から浮かび上がっていくのを察知したスーツは、
止めとばかりに激しく蠢きだした。

「ひっ!!…ああ…ぁ…これっ…つよす…ぎ…ぃ…」

ぴったりと張り付いたスーツは一気に私の胸を上に向かって引き伸ばす。
すっかり柔らかくなってしまった胸の肉はスーツの動きをそのまま
トレースして円錐形へと変化していく。
その一方で乳首を目標にしていた皮膜も動きに激しさが見えてきた。
反応を伺っているかのように頂点にしか施していなかった振動を
乳首全体に与えてきたのだ。
完全に筒状になって硬く育ってしまった乳首に対して
快楽からの逃走を防ごうと全方位から人の指では加える事が不可能な
ビリビリとした振動が浴びせかけられる。
それと一緒に胸ごと引き絞られると複数の快楽が私の神経を狂わせて
自分の意思とは関係無しに腰を前後に振ってしまう。
スーツは乳首を重点的に責めながら徐々に引き絞る強さを増していく。
圧力が強くなればなるほど元に戻った時との落差が大きくなって
胸が重力に引かれ質量を伴いながら落ちていく。
元に戻る際の衝撃もまた、私にとっては心地よい感覚の一つとして
受け止めざるを得なくなっていた。
そしてスーツは私が少しずつ股間を愛液で湿らせつつあったのを
悟ったのか…一気に胸を限界一杯にまで尖らせてくる。

「おっぱいで、おっぱいでイくっ♪ イくううっ♪」

コックピットの天井にまで届くかと思うほどに私の胸は鋭くなって
まるで砲弾を思わせるような形に変化してしまった。
頂点にある鋭敏な性感帯は元の形が分からないくらいに
捻じ曲げられてしまい、押し潰されたその場所からは快楽とも
衝撃ともつかない電気信号が神経を伝って私の思考回路に衝撃を与えた。
当然それは私が受け止められる快楽の限度を超えていたので
私ははしたない声を上げながら、あっさりと絶頂を迎えてしまう。
絶頂と時期を同じくして腰を突き出しながらスーツの中で
愛液を滴らせながら。

「…あう…っん!!…はあっ…はあっ…はあっ…」

目一杯にまで伸ばされた胸が元に戻ると、
呼吸を整えていた私も一瞬声が上ずってしまう。
プログラム上で単純に処理しているだけなのだろうけども
さすがにスーツもこの時は何もしてこなかった。
勃起したまま収まる気配を見せない乳首をスーツ越しに眺めながら
目に涙をにじませた私はある事を思い出した。

(そういえばあの子、ずっと私見てたなぁ…)

脳裏に浮かんだのは解散前に私に視線を送っていた少年君の姿。
妙に浮ついた視線で私を見つめて、こちらがそれに気がつくと
慌ててそっぽを向いていた。
けど彼が私の身体を記憶に焼き付けようと食い入るように
見ていた理由は大体見当が付く。
何故なら今日の私は下着も着ないままにスーツを纏っていたから。
本当に少年君がそれに気がついていたのかどうかは分からないけれど、
彼はきっと僅かに浮かび上がっていた乳首や
股間に出来ていた割れ目を見つけて必死になって
記憶の中に収めようとしていたのだろう。
そんな記憶の使い道といえば…やっぱりオナニー以外にはありえない。
年を考えてもシたい盛りの男の子だから、
きっと妄想の中で私を気の済むまで犯して精液まみれにしているんだろうなぁ…
なんて考えると身体が熱くなってきてしまった。
と、ここまで自分勝手な考えにふけっていたら
再びスーツが全身を撫で回してきた。
狭いコックピットの中で出来るだけ足を広げていた
私の身体はピクンッと反応する。

「お、おまんこ…ぐちゅぐちゅ…ってぇ…」

スーツは直前私の胸に施してきたのと同じ振動を
おまんこの唇に向かって与えてきた。
たっぷりと愛液を吸い込んだ下着の上から撫でられるのも好きだけど、
何も履いていない上から直接撫で回されるのも気持ちがいい。
下着を通して伝わってくる質感とは違うスーツの皮膜が持つ特有の
スベスベとした感触は私の皮膚とスーツの間に粘液が挟まっているのもあって
機械的に加えられていく振動の強さを際立たせている。
完全に密着したスーツがより一層私のおまんこに張り付いていくので
クリトリスからおまんこ、お尻の穴の形が浮かんでしまっているのが
私の眼から見ても分かった。
スーツの皮膜は私の中に入っていく事は出来ないものの
半分真空状態になったスーツ内部の特徴を利用して、
おまんこの唇からその少し奥までを覆っていく。
外側から次第に侵食されていき捕まった場所は
私の力ではどうにもならないほどにまで固定されていき、
自分が指で慰めていた時とは比べ物にならないほどの揺さぶりを
粘膜に対してかけてきた。
愛撫されている面積は僅かでしかないのに私の身体は
この先に待ち受けている快楽に対する期待からか、
スーツの中に新しく熱い愛液を垂れ流してしまう。

「クリトリスも…っ、む、剥かれる…ぅ…♪」

スーツの愛撫がおまんこだけに限られるはずも無く、
次第におまんこの下から上へと振動を与えられる範囲が広がっていく。
目指しているのは一番敏感に淫らな感覚を生み出してしまう器官。
既に一回絶頂してしまっているのもあいまって、
薄い包皮に覆われていたままではあったけれどもこの段階で
半分程勃起していたのだった。
私の身体に被さった薄い皮膜が完全におまんこの唇を塞ぐと、
まるで待ち望んでいたかのように全ての方向から
クリトリスを包み込み始める。
最初は硬くなりかかったクリトリスの質感を味わっているのか
包皮の上から形を確かめながら捕らえようとしていたのだけど、
それだけでは物足りなくなったらしく下の方から時間をかけて
器官を守っている包皮をずらしていく。
スーツが意図的に焦らしているのかどうかは私には分からなかったが
少なくとも一瞬で出来る事をわざわざ工程を見せつつ
器官が無機物によって晒し者にされてしまう様子を
突きつけられてしまうと私の身体はより熱く火照ってしまった。
そして私はいつの間にか下半身を浮かせて皮が剥かれていくのと同時に
天井に向かって腰を振ってしまっていた。
私の『おねだり』を汲み取ったのかスーツは完全にクリトリスを
晒してしまおうと動き続ける。

「こんなのでも…っ、んっ…んんんんんんん♪」

数分かけてクリトリスの頂上付近にまで包皮を持っていったスーツは
私が腰を突き出すタイミングを見計らい残った部分を一瞬で剥ききってしまった。
皮を剥かれてしまった際の衝撃とスーツの皮膜によって全体を掴まれ
根元から振動を与えられてしまい、私の脳髄には絶頂近くにまで
たどり着きそうな程の快楽が注ぎ込まれてしまう。
反射的におまんこから愛液を噴き出して、
再びスーツの中を淫欲にまみれた液体で濡らしていく。
私はクリトリスの包皮を剥かれただけで…軽くイってしまったのだ。

(けど…まだシたいよぉ…イきたいよぉ…)

荒くなった呼吸の合間に口の中で溜まった唾液を飲み込む。
ずっと興奮状態に置かれていたからだろうか唾液もすっかり粘ついていた。
唾液が喉を通り過ぎると私はフットペダルの上に乗せていた足を
前方に設置してあるメインモニターの淵に引っ掛ける。
より強い快楽を受けたい…そういう意思が姿勢を変えたのだった。
そして変えたのは姿勢だけではない。
今まで使っていなかった両手を下半身に伸ばしていく。
わざわざ右手のボタンを押さなくてもいいようなプログラムを入れたのは
自分の両手でも好きな場所を弄りたかったからだ。

「はぁぁ…お尻ぃ…♪」

まず左手を背中から通して浮いた腰の隙間から排泄口に向けて伸ばす。
指先で触れる前から窄みは一定の間隔で疼いていて、
自分の意思で汚らわしい場所をオナニーの道具として使う事に
背徳と期待が込められていた事を表現していた。
そしてその期待は予想以上でお尻の穴は
私に思いもよらない快楽を与えてくれた。
指先で穴の周囲をなぞるだけで窄みの締まりがキツくなって
じんわりと熱が篭っていく。
続けて指先をそっと穴の中心に入れようとすると
侵入を試みる指とそれを拒む窄みとの間で反発が起き、
僅かな摩擦が尻穴で生まれる。
摩擦は同時におまんこの唇を触られたときと同じような感覚を生み
尻肉を伝って快楽信号を頭の方に送っていった。
性的な器官でないのに意図を持って使えば淫らになれてしまう。
『禁断の果実』の味は相当なもので、私は実の味を楽しもうと
一身にそれを貪っていく。
私の指は鋭い指の先をスーツの皮膜ごと尻穴の奥へと押し込み
皮膜を伸びる限界まで引き伸ばすと元の位置に戻す。
そうやって前後に指を動かす作業を私は覚えてしまい、
お尻を弄り始めて数分も経たない内に指と尻穴は一体になって
快楽を生み出していった。
薄い皮膜が私の身体に入り込んでいるのを感知したスーツは
私の指の動きに合わせ、スーツが尻穴の奥に入り込んだ瞬間を狙って
ビリビリと揺れ動いてきた。
限界一杯にまで挿入されたスーツの皮膜は尻穴の周囲から
穴を窄ませる筋肉、さらには穴に繋がっている内側にまで張り付き
密着した箇所の全てに微細な振動を加えてくる。
その振動と私の指の動きは密接に絡み合い、
指が往復を重ねるごとに私の尻穴は嬉しそうに震えて
身体に芽生えた疼きをさらに成長させるのだった。

「おまんこも指で…っ♪」

続けて右手をスーツの表面に形が浮かび上がっている
おまんこへと伸ばしていく。
私は敢えてすぐには強く触れないでスーツの上からゆっくりと撫でる。
クリトリスとおまんこの形は薄暗い照明でも分かるくらいにまでに
薄い皮膜に刻み込まれていたものの、実際に触ると間に含まれていた
愛液のせいで本来の感触よりも遥かに滑りやすくなっていた。
摩擦力が低減された事もあって軽い力で表面をなぞるだけでも
スーツの皮膜がよく伸びておまんこの唇を隅々まで弄られる。
けれどもこれだけの刺激では到底私の性欲を満たせるはずも無く
さらに強く指を押し込んで奥までこすってみようと考えた。
思い切っておまんこの中心に指を沈めていく。
指は周囲のスーツを引き込みながら私の中へと進んでいった。
引きずられるスーツによっておまんこの唇も
完全に無防備にされてしまったクリトリスも一定方向にこすられて
皮膜からの振動とは違った感覚が生み出される。
何もつけていない器官から与えられる快楽はこれだけでも
私の感覚を鋭敏にして下半身を愛液まみれにしてしまう。

(もっとやったらどうなるんだろ…)

ほんのきっかけにしか過ぎない動きで心地がいいのだから
より強く指を動かしたらどうなるのか。
当然とも言える疑問に私はおまんこの割れ目全体を指で押して
執拗に撫で始めた。
すると指が沈んでいくのに合わせてスーツの皮膜が愛液を連れて
おまんこの奥に引き込まれていく。
周囲に染み渡っていた愛液が根源へと戻されるとスーツが直接
おまんことクリトリスをこすってくる。
一切ざらつきの無いスーツの表面は器官の粘膜をえぐりながら
性的な快楽を受け止める神経を刺激する。
人差し指全体でおまんこの奥に向かってスーツを出し入れしてやると
お尻の時と同じように唇から先にある凹凸のついた部分にまで
密着しようとしてきた。
伸びしろに余裕が無いからなのか形自体を表面に描くような真似は
なかったものの、それでも粘液を纏った表面に触れた事は間違いなく
先程とは比べ物にならない程の感覚が伝わってきた。
それは指を押し込んだ瞬間にクリトリスがピクンっと反応した点からも
理解できた。
私は湧き上がった心地よさに我慢できず、指を割れ目の縦方向に動かしながら
前後の運動も加えて自分のおまんこを犯し始める。
複数の皺を引き連れて指が上下に滑走すると
たっぷり愛液をしたたらせたスーツがその液体をかき混ぜる様子を
私の耳に情報として送ってくる。
おまんこと耳を一緒に辱めているという事実は、
私の指を一層激しく動かしていく原動力になった。

「はぁ…っ、ん…きゅ…ぅ……そ、それはぁ…ああああっ♪」

私の指が割れ目の底へと沈むのを感じ取ったのか
スーツ自身も再び敏感な場所へ振動を浴びせてきて、
全身を締め上げてくる。
おまんこやクリトリスは指が強く表面にスーツの皮膜を押し付けると
包み込まれていなければ周囲に愛液が飛び散りそうな程の
大きい揺れを器官の隅々にまで加えてきた。
また右手と左手の指が私の身体の中をまさぐると
スーツは弄っている器官の形がピッチリと浮かび上がるまでに
キツく締め付けを繰り返す。
快楽に震える器官の隅々まではっきり見せられてしまい
私は自らの慰めが無機物、しかもいつも着用している衣服によって
誘導され止められない事を実感してしまう。
けれどもそんなはしたなくて卑しい自分の存在を認識する行動は
自身の中でたぎっている淫欲を一層掻き立てる要因にしかならなかった。
もはや自分でまともな思考すら出来なくなる一方で
スーツの責めと私の指は激しさを増していく。

「んっんっんっんっんっ…」

(また…またイっちゃう…♪)

指が一定のリズムでクリトリスを潰しながらおまんこをこすると
スーツもそれに合わせて上下動を繰り返す。
上に向かって引き絞られたスーツのレオタード状の切れ込みは
普段よりもさらにキツくなって淫靡さを強調する。
尻穴も指を中へと侵入させている最中に上へと生地がずれると
窄みに引っかかった部分が穴を拡張させて私が想像していなかった
感覚を生み出していった。
その感覚は生地が元の位置に戻ると何事も無かったかのように消えて
二つの間にある格差が排泄口を犯されているという実感を与える。
スーツの愛撫は下半身だけに留まらず私の手の回らない
両胸にも施されていた。
先程のように極端な変形こそさせられなかったのだけれども
硬くなったままの乳首をずっと前後にシゴかれ続けていた。
前に伸ばされる時はツンと鋭角に持ち上げられ
後ろに潰される時は先端が乳輪にまで埋められる程に後退させられる。
行動自体は複雑ではないにしても下半身の愛撫と同調して
こういう事をヤられてしまうと一方的な受身を取らざるを得ない。
コックピットの中に篭ってかなりの時間が経っている。
もう私の耳に飛び込んでくるのはおまんこやクリトリスが虐められて
泣き叫ぶ声と、私自身の荒くなった呼吸に心臓の鼓動。
腰が前後に揺れるたびに私の口からは蕩けきった声が漏れ
はしたない言葉を何度も口にする。
そしてその間隔はだんだんと短くなっていって…。

「ああぁぁあぁ!!イくっ!!もうイくっ!!イくイくイくううぅううぅ♪」

私が絶頂への階段を早足で駆けているのを察したスーツが
一斉に全身を強烈に締め上げ、股間に対しては激しい前後の運動を与えた。
刺激を受け続けてきた場所が急激に熱くなっていったかと思うと
私は今までに出したことも無いような大声を上げて腰を突き出し
スーツの中へどろどろにたぎった粘液をぶちまけながら
快楽を全身で受け止めたのだった。
両足は前のモニターを強く蹴ってしまいそれによって体勢が崩れ
私の身体は腰を何度も振りながらシートの中にうずくまる格好になった。

「あああああっ!!ああああっ!!あっ!!ああぁ…ぁ…」

私が絶頂してからもしばらくはスーツが蠢き続けていて
そのせいか身体が痙攣しっぱなしになってしまう。
スーツの中は体温が上がったのに比例して放出された汗と
気が済むまで吐き出し続けた愛液によって満たされてしまい
身体を動かすたびに液体が混ざり続けていた。
倒錯したオナニーで絶頂してしまった事実と
実際に味わった快楽の心地よさで
私は十数分はシートの上であられもない格好のまま
クールダウンするのを待っているのだった。


「はあぁ……すごすぎ…ぃ…」

やっとの事で身体も平静を取り戻して普段通りに動かせるようになった。
スーツの中で流動していた粘液も熱を失い始めたのだろう、
次第に冷たさを覚えてくる。

「あっ、モニター大丈夫かな…」

ふと絶頂した時にモニターを蹴ってしまったのを思い出して様子を確認する。
どうやらモニターを含めて特に傷ついた場所は無さそうだったので一安心。
もし壊していたら…メカニックのおじさまに何を言われるか分かったものではない。
任務の報酬からもどれだけ差し引かれるか分からないから、
そういう意味でも安心できた。
とまあここまで思考能力を取り戻すとアレコレ考えが浮かんでくる。
下着も無しにパイロットスーツを着てみたけれども仲間にバレてないだろうか。
こんな使い方をしているのがバレたら…、などなど。
そして最後に浮かんだのが。

「このスーツ、どうしよう…」

パイロットスーツはどれを着用するかに関して言えば
ある程度実績を積んだボーダーであれば自分で選択する権利があるので、
これが嫌であれば元々着ていたバトルスーツにでも変えられる。
…のだけど。

(…やっぱり、普通に使っても便利ではあるし)

実績を挙げた人間に支給される物だけに、
純粋な道具として見た場合にはやはり傭兵になりたてだった頃に支給された
代物よりは数段品質は上だった。
何より軽量で着用していて疲れにくく、それでいて対衝撃性も高いとなれば
使わない理由は無い。

(それに…)

『もう一つの使い方』をしてもこの上ない高性能であったのは
自分の身体で痛いほど理解できた。
何よりあの快楽を味わっておいて今更手放すのは…。

(まあ、しばらくはこれ使おうかな)

彼女にとっても無理な話だった。

「けどこんなにしちゃったからなぁ…」

中をすっかり汚してしまったので、まずは自分で洗った後
クリーニングにでも出さないといけない。
幸いにも(?)水分を弾くタイプの生地だったので、
自分である程度洗ってからであれば何に使ったかは悟られないだろう。
ただ、翌日以降の任務に使うのはまず不可能になったから
同じタイプのパイロットスーツを支給して貰わないとならない。
二着目からは自分の報酬からお代を差し引かれるが致し方の無い話である。


翌日、私は休みを使って依頼主の代理人である
システムオペレータ嬢から二着目のスーツの支給を受けた。

「あれ、使い心地どうでした?」

スーツを手渡しながらオペレータ嬢が尋ねてくる。
きっとデータ収集も任されているのだろう。

「えっ、あ、ああ…とても使いやすいですよ」

まさかオナニーに使って、しかもそれが良かったですよとは
口が裂けても言えた物ではない。
彼女顔負けの笑顔で裏の事情を隠しながら
適当に『正当な方法』で使用した時の感想を並べ立てていく。

「それは良かったです…替えも無償で支給できるといいんですけれども」

手元にあるバインダーに挟んである紙に何事か書き込んでから
彼女は私に二着目のスーツを手渡してくれた。

「では、また使ってくださいね…気が済むまで♪」

スーツを紙袋の中に入れて帰ろうとした私に、
オペレータ嬢は深い意味の篭った笑顔を送るのだった。



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