田川真弓 訓練3年生 15歳 黄色のスーツ
真野優花 訓練2年生 14歳 青色のスーツ
真弓と優花は軍女子訓練校の3年生と2年生。
同じ体操部に在籍する先輩と後輩。
中の良い2人だったので他の部員からは、
「真弓(先輩)と優花は出来ているんじゃないかな？」
と、噂をされていた(実際、2人は百合関係だった)。
真弓のクラスと優花のクラスで２・３年生合同実習が行わる事になり２人も実習に参
加した
14歳と15歳の2クラス少女40人は、ライダースーツ状の実習スーツ姿で野外演習場で
各種戦闘実習を行っている最中に敵対勢力の奇襲攻撃に逢った…
実習用の武器しか装備していない実習生の少女達は、敵に碌な反撃も出来ず
敵部隊からの銃砲撃により白い実習スーツを真赤に彩り斃れて行った….
真弓と優花の2人も必死に戦っていたが遂に優花が敵弾に捕らえられ
まだ未発育だが大人になりかかった14歳の少女の身体に三つの弾痕が刻まれ真赤な血
飛沫が吹きあがり
白いスーツを赤く染めながら地面に倒れ、
「イ、 イヤ…. い、痛いよ… 真弓先輩… た、助けて… ゆ、優花… ま、ま
だ死にたくないです….」
と、呟くと少女の身体を“ビクッ！”と断末魔の痙攣をさせて優花は、そのまま動か
なくなった…
そんな光景に真弓は愕然としながら、
「ゆ、優花―！！ な、何で… まってて、今、行くから！」
15歳の少女は動かなくなった愛する同性の後輩に向かって走っていったが、
敵の銃撃は真弓の身体も捕らえていった…
「キャァァー！！！」
真弓は少女の身体を2発の銃弾に抉られ悲鳴をあげながらも、
もう既に絶命している優花の隣に倒れた…
「う、う…. わ、私もここで死んじゃうの….?」
痛みに耐えながら真弓は、隣に倒れている後輩の死体を見つめ、
「ゆ、優花ちゃん… わ、私もダメみたい… す、直ぐにそっちに行くね…. そっ
ちに行ったら、ま、また、気持ちの良い事しようね…. も、もう.. ずっと、一緒
だよ….」
真弓は痙攣しながら黄色の革製グローブを嵌めた右手で、動かなくなった優花の青い
グローブを嵌めた左手を握りしめ、
「で、でも、もう少し生きていたかったね… 優花ちゃん…..」
と、呟くと可愛らしい瞳から涙を流しながら、“ゲホッ！”と、血の泡を吐き出し絶
命した…..
2人の少女の死体はしっかり手を握った状態で発見友軍に回収された……