ジオン女性パイロット@AB





ジオン軍女性MSパイロット(23)
連邦軍強襲揚陸艦及び新型MSと交戦中に,連邦軍MSの大口径機関砲を至近距離で被弾。
大気圏突入間際という状況のため脱出できないまま乗機が爆発,戦死。彼女は射撃を受けるまでこの機関砲の存在を失念していた模様。
情報が上がっていなかったか,彼女自身がブリーフィングでの状況説明を聞き逃していたかは不明。
いずれにしてもそのミスを自らの命であがなうこととなった。
最後の無線から聞こえてきたのは,自らの運命を悟りながらもそれを受け入れられない彼女の悲痛な叫び声であった。



『きゃぁっ!!…あ,あんなところにバルカン砲が…!!』



『いっ…いやだ…いやだぁ!!』



ジオン軍女性MSパイロット(21)
同じく,連邦軍強襲揚陸艦に攻撃をかけたMS隊所属,身長178cm体重82kgと女性としては大柄なパイロット。
戦闘開始直後,敵MSのバズーカの直撃を受けるも,運良く損害は右肩部のシールド及び右腕部の機能を失うに留まった。
しかし,2度目に連邦軍のMSにヒートホークで攻撃をかけた際に,推進式ハンマーの直撃をコックピット付近に受け機体が爆発,戦死。

恐らくは爆発前にハンマーの衝撃で失神していたことは,彼女にとって唯一救いだったかもしれない。
しかしながら強烈なGによる脳の損傷により,たとえ爆発しなくても助かっていた可能性は低いと思われる。
バズーカやハンマーの直撃を受けるなど,同一戦闘中に2度のミスを犯しており,MSパイロットとして,若干資質に欠けていた面があったことは否めない。



『たっ,盾を…!!』



『いやぁっ…!!』



ジオン軍女性MSパイロット(24)
今回の攻撃に参加した,もう一人の女性MSパイロット。
眼鏡を着用し身長156cmと3人の中で一番小柄。第一線で戦うMSパイロットとしては少し臆病なところがあり,交戦中にも腰が引けている点を上官から叱責されている。
それを挽回するためか,敵MSとの交戦に深入りし,戦闘限界時間を越えて交戦を続けてしまった(敵MSの攻撃で帰還を阻まれたという見方もある)ため,大気圏突入カプセルに戻れず,機体が大気との摩擦で燃え尽き戦死。
よく
『大気との摩擦熱で焼け死ぬ』といわれるが,恐らくはその前に機体が爆発するか,爆発しなくても焼け死ぬ前にコックピット内の気温上昇により気絶しているはずであるから,『黒焦げになって焼死』ということは無かったはずである。
いずれにしても,死亡もしくは気絶するまでの数十秒間の暑さと死の恐怖は想像を絶するものであったに違いない。



『ハァ…ハァ…で,ですが,敵の銃撃が激しくて…』



『たっ,助けてください!!げっ,減速…できません…!!』




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