忙しい現代社会において、なかなか自分だけの時間が持てない人も多いだろう。特に仕事や家庭のさまざまな問題を抱えている人は、自分だけの時間など取れないかもしれない。また多くの社会人は、ひとりでいることが多いと「ぼっち」だとか、「引きこもり」だとか「さびしい人」と見られるのではないかという不安があるのも事実だ。

　しかし、ひとりの時間を持つことは、あなたの心身に多大なる利益をもたらしてくれることがわかっている。ここでは、ひとりの時間を持つことの6つのメリットを参考に見てみよう。

1. 脳を再起動できる
　ひとりの時間は、脳をリフレッシュして再起動するいい機会だ。一度にたくさんのことに従事していると、脳も疲れてしまう。自分だけの時間を持つことで、気持ちをすっきりさせ、より重要な物事に集中することができる。

2. 自分自身を見つめなおすことができる
　ひとりの時間は、自分自身を見つめる機会を与えてくれる。グループの一員としてのあなたは、グループのルールに沿って行動している。しかしひとりになって考えることで、それまで自分でも知らなかった自分の側面に気づく機会が増えるだろう。

3. 本当に自分にとって大事な人が見えてくる
　ひとりの時間は、自分が本当に望んでいることや必要としている人がどういうものか、気づかせてくれる。強固な人間関係を築くには、その前にまず自分が正しい選択をしていることが前提となる。同時に、ひとりになることで、今現在の恋人や友人の有り難さがあらためてわかる場合もあるだろう。

4. 問題解決能力が強化される
　いろいろなことに忙殺されているときには、特定の問題解決に向けて注力できない。ひとりの時間は、問題を見極め、その解決法についてじっくり考える余裕を与えてくれる。

5. 自分で考える習慣ができる
　学校や職場の日常の中では、いろいろな問題について自分の頭だけで考える余裕がない。一方、ひとりの時間は熟考するのに最適で、クリエイティビティと生産性を高めることができる。ただし一人で考える時間が長すぎると批判的思考が強化されてしまうので注意が必要だ。

6. 集中力が強化される
　思考の邪魔をする日頃の雑事から解放されるひとりの時間は、集中力を高めるのにうってつけだ。集中力が高まれば、効率的にタスクをこなすことが可能になる。

　一人の時間を持てないほど忙しい人は、この記事を見ている暇もないし、一人の時間をたっぷりもてあましている人はこの記事を見て「知ってる知ってる」ってなっているはずだから、あまり意味のないことかもしれないが、はたからみても忙しすぎる知人がいたら教えてあげてほしい。