『新型スーツ装着テスト』




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「バイタル安定、体の調子は問題ないようね・・・コトネちゃん、準備は良いかしら」
目の前では白衣の女性がモニターに映し出される私の身体データを入念に観察している。
彼女、砂川ナナカは私が今身に着けている新型汎用テクタスーツの開発主任だ。
「大丈夫よ、早く始めてちょうだい」
今、私と彼女は大学付属の研究所にある実験室の中で、新型汎用テクタスーツの装着テストをしている。特殊なゴム素材で織られたこのスーツは、私の身体機能を強化し、敵の攻撃から身を守ってくれる。
しかし装着者の身体から発される電気信号を読み取って動作するため、しっかりと体に密着させなければならない。
ボディラインが浮き出るこのスーツを着て人前に出るのは正直かなり恥ずかしいのだが、女の私が過激派の学生達と戦うためには仕方のないことだ。
「それじゃ、起動するわね」
「んっ・・・」
起動と同時に全身に微弱な電流が流される。装着者の筋電位を読み取るためのものだが、不覚にも気持ちよくなって変な声が出てしまった。
「あら、気持ちよかったの?」
ナナカが意地悪な微笑を浮かべる。
「しっ、仕方ないでしょ・・・!身体中に電極が取り付けられてるんだから・・・その、感じちゃうとこにだって・・・」
「うふふ、心拍数がすごいことになってるわよ」
いくら隠したいと思っても、モニターに映し出されるデータは正直だ。この恥ずかしさに耐えきれず、スーツのテスターを辞めた人は何人もいる。
私もさすがにこの状態を男性に見られることは精神的に耐え難いので、装着テストはいつもナナカと二人きりでやるようにしている。
「スーツの出力を上げるわね。まずは20%から」
「・・・大丈夫よ」
「前回は60%で限界だったわね。心拍数が安定したら50%まで上げるわ」
深呼吸をして気持ちを落ち着ける。スーツの出力が上がればそれだけ身体に流される電流も強くなる。つまり、気持ちよくなってしまうのだ。
対策は二つある。一つは、余計な事を考えず正確に身体をコントロールすること。もう一つは、とにかく我慢すること。
前回の装着テストでは、50%の段階で限界に達してしまった。トレッドミルの上を走っている最中、気が緩んで下半身全体に電流が流れてしまったのだ。
一度気持ちよくなってしまうと思考にノイズが混じるため、さらにコントロールが効かなくなる。これまでも暴走したスーツに何度も身体を辱められてきた。
「どうしたの?なかなか心拍数が安定しないみたいだけど」
「ごめん、ちょっと待って」
過去の経験を思い出して少し興奮してしまったようだ。いけない。とにかく今は実験に集中しなければ。
「もしかしてスーツを着るだけで気持ちよくなってきちゃうのかしら。パブロフの犬みたいに」
「うっ・・・そうかも・・・」
「落ち着いて、深呼吸して。あまりスーツを意識しない方が良いわ」
『パブロフの犬』問題はスーツの開発を進める上で開発陣の頭をかなり悩ませている。以前出力70%まで耐えたテスターがいたらしいのだが、スーツを着ただけで気持ちよくなってしまい、やむなく実験から外されてしまった。
この問題を防ぐためにも、強い意志を持ってスーツをコントロールしなければならないのだ。
「OK、安定してきたわね。それじゃ、出力50%に上げるわ」
「くっ・・・!」
落ち着け、落ち着け私。ゴムの布切れごときに人間様が負けてたまるか。
深呼吸を繰り返し、精神を安定させるよう努める。
「良いわ、その調子よ」
「うん、慣れてきたわ」
「それじゃ、トレッドミル5分間、いきましょう」
傍らのトレッドミルに両足を乗せる。ベルトコンベアーが回転を始め、後ろに押し流されないよう歩を進める。
足の動きだけに神経を集中させるんだ。大丈夫、うまくコントロールできている。
「そうそう、良い感じね・・・スピード、上げるわよ」
トレッドミルの回転は徐々に加速し、メーターの表示は時速25Kmまで到達した。しかし身体には軽くランニングしている程度の負担しか感じない。スーツがうまくアシストしてくれているのだ。
「1分経過・・・バイタル安定。スーツの出力を上げるわね。まずは60%」
来る・・・よし、うまく耐えられた。身体が少し軽くなったことを感じる。
「2分経過・・・問題ないようね。次は70%」
「ふうっ・・・!」
まだだ、まだやられるわけにはいかない。気持ちを落ち着け、走ることだけに集中するよう務める。
「最高記録到達ね。さすがコトネちゃん・・・スーツをよくコントロールできてるわ」
「まだまだ・・・このくらい・・・!」
「3分経過・・・80%!」
「んっ・・・!」
さすがに厳しくなってきたか。次にもっと強力な電流が流されたら我慢できるか不安だ。
「コトネちゃん、大丈夫?」
「はあっ・・・はあっ・・・うん、まだ行けると思う」
いや、弱気になっちゃ駄目だ。やれるところまでやってみよう。
「もうすぐ4分・・・あと10秒で90%に上げるわ、頑張って」
気を引き締めて電流の襲来に備える。これを乗り越えられれば次は100%・・・スーツのスペックを完全に引き出すことができる。
あと3秒・・・2秒・・・1秒・・・
「きゃあああああああああああ!!」
強烈な、快楽。
「あっ!・・・きゃっ!・・・だ、だめえぇぇぇぇ!」
油断した。強烈な電流が性感帯にまで流れ込んでくる。とっさにトレッドミルから飛び降り、その場に倒れこむ。
「うああああああっ!・・・イ、イクッ・・・!あああっ・・・!!」
気持ちよすぎて頭の中が真っ白になる。スーツの中は汗と愛液でぐちょぐちょだ。
「実験は中止ね。スーツのシステムを性欲処理モードに切り替えるわ」
電流が性感帯に集中的に流される。理性を失った私は一心不乱にスーツを着ながらの自慰行為にふけった。



性欲の処理を終えると、ナナカが丁寧にスーツを脱がせて、私の身体にタオルを被せてくれた。
「よく頑張ったわ、コトネちゃん・・・ごめんなさい、こんなひどい実験に付き合わせちゃって」
「いいわよ・・・その、あたしだってスーツの力が必要なわけだし」
「コトネちゃんは大学警邏隊のエースだものね・・・けど、無理は禁物よ。あと、次の実験は来週の水曜日にやるからよろしくね」
「うん、わかったわ。それじゃ、お疲れ様」
私は汗を拭うためにシャワールームへ向かった。6時からは大学警邏隊のミーティングがある。大学の平和を守るためにも、もっと自分を鍛えなくては。



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