戦場に咲く花
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「後ろを取られ…たすけ」
背後からの一撃がコックピットを貫く。
脱出する隙など与えられない、時間にして1秒にも満たない死の瞬間は本人にとってはより長いもののように感じられただろう。
絶叫と悲鳴も一瞬で飲み込まれ後には何も残らない。
爆炎の花が咲いた後には何も残らず、彼女の身体は宇宙の塵となった。