「はぁ…はぁ…暑い…苦しい…この沼地いつまで続くんだろう…」 高濃度の毒ガスが充満する熱帯雨林の生物調査を行う天宮雪ちゃん。ガスや細菌から身を守るため、完全気密の防護服を着用しての調査。 気温40度、湿度99%のこの場所は、分厚い防護服に身を包んだ彼女にはあまりにも過酷な環境と言える。 「これ以上進むのは危険かな…酸素も半分しか無いし、そろそろ戻ろう…」 生命維持装置の酸素残量も半分を切り、帰路に着いた彼女。しかし足に何かが絡まって動けなくなってしまった。 「んぁっ!…?何これ…生暖かい…ぇ!?」 ブーツ越しに感じた生暖かい感触と、背後に気配を感じた雪ちゃん。そっと振り返ると、 そこには丸い身体から触手がたくさん生えた、タコの様な生物が興味津々に雪ちゃんを見つめていた。 「な…何っ!?…あの…私美味しく無いよ…?」 ニュチャニュチャ・・・ 雪ちゃんが怯えていると、触手生物はさらに触手を伸ばしてくる。 「ちょ…ちょっと待って…んぁっ!何で股を…!生暖かくて…ヌルヌルしてる…ダメッ…感じちゃう…!」 ・・・ 股を優しく撫でる触手に喘いでいると、触手生物は象の鼻のような触手を排気弁に伸ばしてきた。 「はぁ…はぁ…ん?私の息好きなの…?…はーっ…うふふっ、この臭いが好きで近づいてきたのね?」 雪が口呼吸を増やすと、触手生物は興奮した様子で更に多くの触手を伸ばしてきた。 「はぁ…はぁ…ん…でもね、酸素が無くなってきたからそろそろ帰らないといけないの。だから…ね?」 雪ちゃんがグローブ越しの手でそっと撫でながらそう言った直後、触手の一本が防護服のエアホースを引っ張る。 「んぁっ!駄目っ!エアホースはだめぇ!」 というシチュエーションです。 |